FXとは
FXについて
FXとは、「Foreign Exchange」の略称です。元々は「外国為替取引」の意味ですが、日本円を外国の通貨に換える取引のことをいいます。
日本円を米ドルに換えることを「ドル買い」あるいは「円売り」といいます。ところが、通貨の価値は刻一刻と変わっていきます。1米ドル=120円だったり、121円だったりします。この価格変動に着目して取引する投資がFXなのです。
FXで取引されているのは、物やサービスではなくお金とお金の交換レートです。この交換レートを為替レートといいます。
例えば、1米ドル=110円で買ったとします。これを1米ドル=120円で売ったとすれば、10円の利益が出ます。これを為替差益といい、FXはこの為替差益を狙った取引です。取引は日本円や米ドルだけでなく、数多くの通貨の組み合わせで行います。
通貨の両替では、その対象も対価もお金であるため、紛らわしく感じるかもしれませんが、実は物品の売買と変わりません。FXも基本はこの通貨の売買なのです。
FXのメリット
〇 レバレッジを使える
FXは少額資金でも大きな金額を投資できる点がメリットの一つです。これがレバレッジ取引です。 日本では25倍までの取引ができ、海外では888倍までの取引ができます。
つまり、レバレッジとは自分の資金(証拠金)に対して、通貨をどれだけ売買するかによって決まってくるものなのです。
多くの通貨ペアでは、1万通貨の取引でおよそ100万円前後の投資総額になります。 10万円の証拠金で1万円通貨の売買をするとレバレッジは10倍、2万通貨だと20倍近くになります。 日本円がからむ取引だと、為替レート1円の上下の動きで1万通貨あたり1万円の損益になります。
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〇 スワップポイントを受け取れる
日本では日銀がゼロ金利政策を実施していますので、利子はほとんど付きません。 ところが外国の通貨には高い利子をつけるところがあります。中でも高金利で有名なのが「トルコリラ」や「南アランド」、「メキシコペソ」などです。 このスワップポイントをうまく使ってコツコツと利益を出せるのもFXのメリットです。
スワップポイントは毎日もらえて、定期預金のように満期を待つ必要がありません。 少額の資金で大きな投資ができるので、自己資金に対する金利収入の利回りが非常に高くなります。
ただし、反対に高金利通貨を売って低金利通貨を買うと、マイナスのスワップポイントを毎日支払わなくてはなりません。その点注意が必要です。
〇 24時間取引ができる
FXは24時間(土日を除く平日)いつでもどこでも取引が可能な投資方法です。 これがFXのメリットのひとつになります。
FX取引をする様々な方のライフスタイルに合わせて取引ができますので、お仕事でとても忙しい方でも移動時間や帰宅時間などちょっとした間で取引ができます。例えば、平日の日中は時間が取れないサラリーマンでも夜帰宅してから取引することができます。つまり、自分のライフスタイルに合わせて、好きな時間に取引することができるのです。
投資資金 | 投資商品 | |
FX | 小額から可能 (数万、あるいは数千円でも) |
対象通貨10~20 主なものは、3~4通貨 |
株式投資 | まとまった資金が必要 (多くは数十万円単位から) |
日本の上場企業だけで 3,000以上 |
投資資金 | 投資商品 | |
FX | 小額から可能 (数万、あるいは数千円でも) |
対象通貨10~20 主なものは、3~4通貨 |
株式投資 | まとまった資金が必要 (多くは数十万円単位から) |
日本の上場企業だけで 3,000以上 |
FXのデメリット
FXとは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。レバレッジが高ければ、相場が思惑通りに進んだ場合には大きなリターンが期待できます。その一方で、思惑と反対方向に進んだ場合には、多額の損失が出るリスクが存在します。
お取引を始められる前に、十分に仕組みやリスクをご理解し、取引を行う必要があります。
投資資金 | 値動きのチェック | |
FX | ゼロになることも珍しくない | 常にチェックしておきたい |
株式投資 | ゼロになるケースは、めったにない | 必ずしも頻繁にチェックしなくてもよい |
投資資金 | 値動きのチェック | |
FX | ゼロになることも珍しくない | 常にチェックしておきたい |
株式投資 | ゼロになるケースは、めったにない | 必ずしも頻繁にチェックしなくてもよい |
口座開設から取引までの流れ
FXの取引を行うにはまず、口座を開設しなければなりません。口座は証券会社のほか、FX専門の取引業者でも開けます。注意しなければならないのは証券会社です。株式取引の口座があっても、別途FX専用の口座の開設が必要になります。口座開設は業者のホームページ上で、指示に従って行います。
また、「マイナンバー」も必要ですから、通知カード等で「個人番号」を確認しておきましょう(下の図参照)。
送られてきた取引用のパスワードは忘れないようにしましょう。証拠金を振り込んだら、あとはいつでも取引をスタートできます。